脱毛
かつて、脱毛は若年層女性のものでした。
しかし、今は、10代から50代の男女、さらには介護業界にまで幅を広げています。
特に、男性のニーズは急増しており、脱毛に関する市場は年々拡大しています。
また、脱毛の施術は、特別な資格や技術必要ありません。そのため、人材育成にかかるコストが押さえられ、経営的負担が軽くなります。
エステサロンと医療機関
脱毛の違い
エステサロンでエステシシャンが施術する脱毛は、レーザーを使う医療脱毛と違い、光を毛根に照射して刺激を与えることで毛が生えてくるのを押さえます。
このことから、エステサロンでの施術を光脱毛とも呼びます。
ここのサイトでは、光脱毛と呼ぶことにします。それでは、光脱毛と医療脱毛のメリット、デメリットを見てみましょう。
光脱毛 | 医療脱毛 | |
---|---|---|
脱毛効果 | 減耗効果 | 永久脱毛も可 |
痛み | なし | あり |
施術者 | 資格不要 | 医療従事者 |
施術料金 | 安価 | 高価 |
脱毛の仕組みとは?
毛には、成長期→退行期→休止期とサイクルがあります。
このサイクルの中で、退行期の毛は毛根から離れていること、休止期の毛の毛根部にはメラニン色素がありません。そのため、退行期、休止期の毛は施術しても効果はありません。
また、全体の約20%と言われる成長期の毛根を狙って施術する必要があります。
そのため、効率的に脱毛を行うには、毛周期を考えて脱毛スケジュールを作成する必要があります。
光脱毛と毛サイクル
光を成長期の毛根にあるメラニン色素に当て、発熱させます。その際、毛乳頭の毛母細胞のタンパク質がダメージを受けます。
約10日後から2週間で、退行期に入った毛は抜けます。
毛乳頭の毛母細胞がダメージを受けているため、毛は再生できず毛穴が収縮し、すべすべの肌になります。
光脱毛の種類
光脱毛は4種類あります。
- 強い光を毛根に直接照射するIPL方式
- 育毛抑制成分を含んだ特殊なジェルを使うSSC方式
- 低温の光で徐々に発毛司令塔にダメージを与えるSHR方式
- 低温の光で毛根全体にダメージを与えるHSK方式(ハイパースキン)
タイプ | 特徴 | 注意点 |
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IPL | 濃い毛やVIOに効果が高い。 | 産毛や白髪への効果が薄く、光脱毛の中では痛みが強い |
SSC | 剛毛にも産毛にも効果があり、ジェルによる美肌効果もある。 | 即効性は期待できない |
SHR | 毛周期や日焼け、アトピー、ほくろ、ニキビに関係なく使える。 | |
HSK | 産毛や色素の薄い毛にも効果あり。さらに、肌が綺麗になる効果もあり |